第六話:差し歯は連結か独立か?!審美歯科めぐりで得たバラバラの提案

セラミック矯正に興味を持ってから、私は3件の審美歯科にカウンセリングに行った。

この3件の歯科で提案されたことは、それぞれ全く別の内容だった。

同じ口の中を見てもらい、同じ悩みを話したというのに、それぞれの先生は違ったプランを提示してきた。

ここで、私が大きな違いだと感じたのが、「連結」か「独立」か。
一件目に行った、Kデンタルクリニックでは、連結した方が「歯周病の延命治療にもなる」というのが、心が動いたポイントだった。

ただ、歯は、独立していた方が、たぶん見た目も自然だと思うし、その後問題がおきて差し歯を入れ替えたりする場合も、1本づつできる。
でも、連結だとそれができない。
ダメになるときは6本まるごと…。

「この6本ごっそり抜けます」という発言は、私にとって衝撃的だったんだよな〜
(怖い…)

ただ、数年前まで、本当に歯がグラグラで毎日が不安だった日のことを思い出すと、ちょっとでも「丈夫」になり、安心感が持てるのは連結かもしれない。
いつかは全部抜けるのは、もう20歳の頃から覚悟をしていた。

差し歯を変えるたびに、100万…。

この先私の歯の寿命がどのくらいなのかは分からない。

だからこそ、差し歯をいつかは変えなきゃならないのは前提で、だからこそ「安い歯でもいいのかもね」というこの歯科での先生の提案は理解のできるものだった。

プロに見てもらうことのメリット

カウンセリングを受ける中で、選ぶ基準のひとつだと思ったのが、

  • 自分では気づいていない欠点を指摘してくれる

ことだった。

自分が気にしているポイントと、プロから見た欠点は意外と相違がある。
もちろん、気にしているポイントはもちろん欠点ではあるけれど、次なる欠点というのに、悩んでいる本人は意外と気づいていない。

おそらく、一番の欠点を改善すると、二番目の欠点が気になってくる。
一番の欠点を直すことにこだわりすぎると、二番目の欠点が大きく目立ってしまうこともある。

そういった、客観的な視点をもらえるのは有り難かった。

本人が訴えてくる問題点を改善するメリットを伝えるのはあたりまえのこと。
でも、本人が今は気づいていない問題点も改善する方法を提案してくれたら、それは「信頼」に繋がる。

歯は、口元だけでの問題ではなく、頭蓋骨や全身と骨で繋がっている。
そういったことを考えるきっかけにもなったのだった。

カウンセリングの件数

さて、私は「セラミック矯正」の症例を多くもってそうな歯科を調べて、カウンセリングを受けてみたい歯科を10件ほどピックアップしていた。

これからもっといろいろな歯科をめぐろうと、そしてその体験を綴っていこうと、思っていた。

しかし!

わたしの審美歯科めぐりは、3件で終了してしまった。
(同時期に、子どもの矯正を考えての矯正歯科めぐりをしていたり、歯のクリーニングに一般歯科にも行っていたので、もう少し多くの話を聞く経験をしていたけれども)

もっとたくさん(少なくとも4件は)めぐろうと思っていたけれど、私は、ここでもう「決めて」しまった。

ここで治療を受けようと、カウンセリングで話をしている中で迷いがなくなっていた。

審美歯科探しをはじめて、いろいろなHPを見たり、症例を見たりしていても、結局は人の例を眺めるより、自分の口の中を見てもらわなと分からない。
医院や先生の雰囲気も、治療方針も、会ってみないと分からない。
かつ、先生は指名をできるわけではないので、その時の運?!(指名をしようにもその基準も分からないし)

会って、話して、なんとなくのフィーリング。これがすごく重要。
技術は、たぶんどの先生も経験豊富でたくさんの患者さんを救ってきたのだと思う。
でもそこで「まかせられる気持ちになれるかどうか」の自分自身の気持ちは、「相性」というか、「なんとなくの好きずき」なんだと思う。

ともかく、不安が少しでもあるうちは、やらないほうがいい。
歯は削ったら戻ってこないから。
審美歯科めぐりを何ヶ月も続けるしかない。

わたしは運良く2ヶ月ほどで審美歯科めぐりを終え、治療を開始することにした。

でもそれも、たまたま運良くその先生に当たっただけで、もし担当の先生が違えば、「なんとなくいいな」の気持ちは持たなかったかもしれない。

それでも、納得いくまで、探し続ける。
「なんとなくいいな」の「感覚」と、安心感、そして、前へ進もうという気持ち。

私は、情報収集が好きなタイプなので、調べるときはとことん調べし、疑り深い性格でもあり、まずは疑ってかかる。

それでも、わたしは3件めぐっただけで、もういいな、と思ってしまった。

わたしは、2件目に訪れた高級感のある?Oクリニックに電話をしたのだった。

 

というわけで、次回から、私のセラミック矯正の治療がはじまる。

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