【閲覧注意!!】第十話:痛い!食べれない!話せない!悶絶の1週間

この記事では、治療中の怖ーーーい写真、お見苦しい写真が出てきます。
やや注意、って程度。削った歯は出て来ないけど、抜歯した穴が出てきます。

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さて、前回の下顎の治療があまりにも精神的ダメージが大きく、疲労困憊の中…、精神的ダメージ以外にも、大きな「不便」を感じることになる。
【閲覧注意!!】第九話:自分で選んだ選択は自分でしか責任を取れない、涙のセラミック矯正

私が感じた「不便」は以下の通り。

その1:仮歯の見た目がおかしい

これはどう見てもデザイン、バランスがおかしいよね〜、という仮歯で、上の歯が仮歯と思えないくらいに綺麗だったのもあって、ダメージが大きい。
これは次回以降修正してもらう。
下の歯は結局6本すべて神経を失うことになる(うち1本はすでに抜歯。あと1本だけむりやり神経を残しているけど、すでに痛みもあるので後に神経を取ることになると思う)ので、奥に引っ込めるだとか、周りと調和させるとか、もっと自在に歯の形をよくできるはずだ。

神経を取るのは、もちろん本当は嫌だけれど、ここまで削った以上、あとは、バランスよく咬合のいいデザインの歯にして、歯を長持ちさせたい。

その3:仮歯がななめにささっている

最初の見た目のインパクトが大きすぎて、これは後から気づいたことだけど、仮歯がななめにささっている。
つまり、浅い方は少し歯の根が見えている。
これでいいのだろうか。

その3:上下の噛み合わせがおかしい

これも、前回の時点で噛み合わせは次回上の歯の厚みで調整する予定であったけれど、仮歯で過ごしてみると、思っていた以上に噛み合ないのがすごく違和感。
違和感というか、うまく話せない。
上下がかみ合ってないからか、下の歯の厚みが舌にあたるか、そのどちらかで、いつも話せている言葉が全然話せない。
唾液がすごく溜まりやすく、時には唾液が飛び出してしまうし、飛び出なくても、話の最中何度も唾を飲まないと話せない。

私は、話をたくさんする仕事なので、この「話しにくい」というのは、すごく致命的…

その4:抜歯した歯の隙間(ブリッジしてる)が目立つ

これも、想像以上に隙間が大きく、かなーーり目立つ。
わたしは、話すときに下の歯がたくさん見える(歯茎まで見える)ので、この穴がおかしすぎる。

その5:モノが食べれない

抜歯した歯の隙間は、見た目だけの問題ではなく、この穴に食べ物が詰まってしまいそうで、怖くて食事ができない。
わたしはこの1週間、蒸しパンしか食べれていない。

蒸しパンをちいさくちいさくちぎって奥歯に放り込んで、奥歯のみで噛んで飲み込む。
ちなみに私は蒸しパンは好きではない。
むしろ、蒸しパンは本当は嫌い!

パン、といば、カリッとしてて噛みごたえのある、こんがりトーストしたフランスパンのようなパンが好き。
焼いていないパン(食パンとかでも)は好きでない。

だから、「蒸しパン」なんて、あまりに私の好みとはかけ離れていて、蒸しパンを自主的に購入する日が来るとは思っていなかった。

それでも、私は、いま、蒸しパンに頼り切った生活をしている。

その6:やっぱり歯茎が腫れる

上の歯のとき同様、1週間は、まずは歯茎が真っ赤になり、次に紫になり、そして白いブヨブヨした感じになる、という経緯を辿っている。
これは、治癒の過程であり仕方のないものかもしれない。
でも痛い。
もちろん、ちゃんと歯磨きもできていない気がして、口内の衛生も気になる。

…と、上の歯に比べて、「辛いこと」が多すぎる治療だった。
次の予約まで2週間。
悶絶の日々を過ごすことになる。

次の予約まで我慢しようかと思いつつも、
治療から1週間後、わたしは心配になって、歯科に電話をし、見てもらうことにした。

担当の先生の予約が取れないため、他の先生に見てもらう。

当日、「やっぱり私が心配しすぎなんじゃないかな」と思いつつも、私は初めて会う先生に見てもらった。

抜歯した穴について

(↑恐怖の穴…)

「確かに隙間はあるけど、これは、炎症を早く押さえるためで、このままの方がいい。もちろん、ここをいま少し埋めることもできるけれど、せっかく今歯茎の腫れが治ってきているところなので、このままにしておいて、次回まで我慢してもらった方がいい」とのこと。

やっぱり、そうだよな〜

私:「この抜歯したとこの穴は今どのくらい歯肉が埋まってきているんでしょうか?」

先生:「(穴を眺めながら)うーん、もうほとんど埋まってきています。もう歯肉がすぐそこまで見えているんで。」

私:「じゃぁ、万が一この穴に食べ物が詰まったら、歯間ブラシとかで取っていいということですよね。」

先生:「はい、大丈夫です」

私は、この抜けた歯の穴に食べ物が落っこちて出てこれなくなるイメージがすごく怖かったので、安心した。

斜めにささった仮歯

これも、傷口を早く治すためらしい。
この斜めなのは、治療中、治療後数日は歯茎がはれていて自分でもよく見えていなかったので、まぁそういうものか、と思うようになった。

仮歯のデザインについて

私は、仮歯のデザインについては、担当の先生が次回修正してくれると言っていたので、この先生にはあまり希望を言うつもりはなかった。
でも、一応、ちょっと聞いてみたくなった。

私:「ところで、先生。この仮歯のデザインってどう思いますか?」

先生:「え、いや、綺麗だと思いますけどね、うん。」

といいつつ、明らかにそうは思っていない様子だった 笑

私:「先生はヘンだと思いませんか?」

先生:「いや、そんなにおかしくは…。いまは一回目の仮歯なんで、ここでばっちり完璧というわけじゃないですから。これから調整して…、場合によっては仮歯を作り直して…、という風に、最終的に理想的な形にしていくので、そういう意味では、言い方はアレですけど、今の状態はヘンといったらおかしいですけど…、これから調整しながら見ていくので…」

私は、自分でもヘンかどうかの感覚が考えすぎておかしくなっているのかもしれないと気になっていたけれど、やっぱり「最終形」じゃいんだな、と思って、自分の感覚は間違っていないと、安心した。

先生:「○○先生(担当の先生)は今他の患者さんの治療中なんですけど、お待ちいただければ少し会えるかもしれないんですが、お話しますか?」

と言われたけれど、私は、もう今の説明でもう安心していたので、わざわざ治療中に来ていただくことでもないと思い、そのまま帰った。

しかし、デザインというのは難しい。
もしかしたら、この先生には、本当に綺麗だと見えている可能性もある。(雰囲気からしてそうではないけれど)

上の歯は、私は気に入っている。
その気に入っている歯と、下の歯のデザインが、合っていないと私は思う。

ともかく、デザインの話は、同じ人に見てもらわないとダメだ、と思った。
何がどう違うかとか、うまく言葉にできない。
何を美しいと思うかどうか。
人それぞれだ。

上の歯を綺麗に作ってくれたから、きっと下の歯も合うデザインになる。
そう信じる。

わざわざ時間を作ってもらい、めんどくさい患者だな〜と思われたかもしれないけれど、私はその直後から、蒸しパン生活を終え、何でも食べれるようになった。

この日見てもらってから、わたしの心は軽くなり、復活した。

次回、どんな風に仮歯を変化させるのか、楽しみになってきた。

この日の治療費はなし。
(前途の会話だけで15分くらいで終わった)

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