私の歯周病の写真がHPで症例で紹介されていた件

歯周内科治療をする3年前まで、私は若年性歯周病で悩まされていた。

20代の頃から歯周病と診断され、磨いても磨いても歯茎が腫れ、歯周病は進行し、35歳の時、どこの歯でも食べ物が噛めないくらいに歯がグラグラしていた

どこの歯科へ行っても、歯周病の原因はプラーク(歯垢)だと言われ、歯石の除去と歯磨きの指導を受けていた。

私の歯茎は、ほんのちょっとの体調の変化、たとえば寝不足だとか風邪気味だとかですぐ膿みが溜まった。
その度に激痛になるので、歯茎を切って膿みを出してもらう、という処置をしていた。
膿みが溜まって歯茎が腫れている状態で麻酔を打つだけでも痛い。

薬局で売っている歯周病に効きそうなものは全部使っていた。
歯槽膿漏用の歯磨き粉、うがい薬、塗り薬、もちろん歯ブラシは、歯間ブラシと一本ブラシと小さめはブラシを総動員で歯磨きをしていた。
歯槽膿漏の塗り薬を綿棒で歯茎に塗ると、瞬スーっとするので、気がまぎれる。

しかし、歯周病は進行していったし、歯周病の私は、「そういうもの」だと思って、歯磨きを続けていた。
虫歯は一本もなかった。

それでも、どんどん骨は吸収され、歯磨きの指導や膿みを出す、の繰り返し10年以上の歯科通いで、私の心は折れそうだった。

歯磨きの指導を受ける度に、

(ちゃんと磨いてるもん!)

と、心の中で思っていた。

毎回同じことの繰り返しで、歯科に対する不信感も生まれ、歯科難民にもなっていた。

常に歯茎が痛いから、食べ物を食べるときは、「口の中に食べ物を含んで、痛まない歯茎の歯にもっていきそこのみで食べる」というのが習慣になっていた。
今思うと、噛み合わせにもよくないけれど、そうしないと食べれないし、それに慣れてしまった。

しかし、35歳頃、いよいよ「どこの歯でも噛めない」くらいに歯茎が痛くなってしまった。
そこで、私は、これまでの歯医者での歯周病治療の方法に疑いを持ち、自分なりに情報収集をした。

新しい事実

そこで知ったのが、歯周病の原因はプラーク(だけ)ではない、ということ。

「感染症」であった!!!

この「菌」をなくさない限り、いくらプラークを除去しても治らない歯周病もある、ということ。

その菌の有無によって、治療方針が全く異なるのだった。
・プラークが原因の歯周病
・菌が原因の歯周病
全く治療法が異なる。

それを知って私は、「歯周内科」という、治療法に踏み切った。

ちなみに、この歯周内科は予後もまだ不明であり、歯チャンネルの先生方には評判が悪い。
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/sou-category-242.html

歯周内科ってどんなことをするのかというと、
まずは、歯周病の原因が「菌」なのかどうかを顕微検査をする。
私の口内には、この歯周病の原因であるスピロヘータ(螺旋状の菌)がたくさんあった。
この菌がある場合、
・ジスロマック(抗生物質)
・ファンギゾンシロップ(カビ取り剤)で歯磨き
・高濃度次亜塩素酸水(HCLO)での殺菌
・SRP(スケーリングルートプレーニング)で歯肉内の歯石の除去
を行う。

私の状態は、悪いところで歯周ポケットが12mmというところもあった。
なぜ抜けないのかが不思議なくらい。

SRPは1歯あたりいくら、という様に値段が決まっていて、たとえば比較的やりやすい前歯は安くて、奥歯は高い、という感じ。
SRPは、全て手作業で歯茎の中の歯石を取って行くので、時間がかかった。
たしか1.5時間を6回くらい行った。

保険が使えない自由診療なので、なんだかんだで20万円くらいかかった。

 

ある日目が覚めて驚いた

私はこの歯周内科治療をはじめて3日目、(薬を飲んで3日目)目が覚めたら、全く別人の口になっていたかのように、口内環境の違いを瞬時に感じた。

(歯茎が痛くない!!)

「歯茎が痛くない」ということを初めて感じ、あまりの「痛くなさ」に私は驚いた。

私は、この治療で、歯茎が痛くない人生を知ることができた。

あまりにも私にとって革命的だったこの治療は、私の人生を大きく変えた。

それ以降、3年経った今も、歯茎は痛くない。
退縮した歯茎は復活しないけれど、私は、この神のような治療に救われた。
審美性が損なわれて、今こうしていろいろ悩んでいるとしても、それでも充分におつりが出るくらいに、やってよかった。

歯茎が痛くないって幸せ!!!

この革命的な治療は、まだ予後が不明なので、どこの歯科でもやってるわけではないけれど、「歯周内科」で検索すると、自由診療の歯科がたくさんある。

「若い頃から歯周病だった」という方は、一度「細菌検査」だけでもやってみる価値はあると思う。

私を救ってくれた神の歯科

そんな私を救ってくれた神の歯科のHPを久々に見てみたら、私の症例写真が載っていた。

わーい、嬉しい!!!

こういう症例写真ってのは、「悪い例」(悩みが深い例)が多いので、私の悩みの深さを認められた気がして、そして改善された結果も出ている。

光栄すぎる!
そういえば、治療の後にアンケートみたいなのを書いた記憶があるけれど、「あなたの症例をHPにアップしましたよ」とお知らせがくるわけではないので、私は今まで載っていることに気づいていなかった。
もしかしたら3年前から載ってたのかもしれない。

たまたま気づいた私を救ってくれた神の歯科の症例写真はこちら…
http://www.oonishi-dc.jp/syourei2
(↑想像以上に歯周病というのは汚くて怖い写真なので心してクリックすること…!)

歯周内科で革命がおきた人

私のように革命的な経験をした人のブログがないかと思って探したらあった。
http://www.dagasorega-e.net/entry/2016/06/01/180000
↑ジスロマックを飲んだとは書いていないけれど、それ以外は私が受けた治療と同じような内容

歯周内科で革命が起きた方のお声を集めています!

ほかにもたくさんいるとは思うけど、いちいちブログに書かないよね〜。
特に、解決しちゃったらどこにも相談しない。
悩みすら忘れてしまう。そういうものだと思う。
でも、実際の患者さんのリアルな声を聞きたい。

歯科のHPにある症例や患者さんの声ではない、個人が運営しているブログ記事には、同じように悩んでいる人にとって価値がある、と思って、私はこのブログを書いている。

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