第三話:高級感のある?審美歯科に行ってみました

2件目に訪れた歯科は、インプラントや入れ歯、矯正など、総合的に行っているようなイメージのHP。
完全自由診療で、ここは初回のカウンセリングが無料ではない。

でも、有料でも、「きちんと時間を取って話ができる」という方がいい
だってこれから高い買い物をするかもしれないのだから。

メールでの予約の後、とあるビルにある受付へ向かう。

すぐにお手洗いを借りたんだけど、ホテルっぽくておしゃれ〜
Oクリニック。

問診票を書いて、歯科衛生士さんに現在の状況、希望等を簡単に話す。

衛生士さん:「ホワイトニングは考えていらっしゃいますか?虫歯があった場合、治療を希望されますか?」

ホワイトニングかー、もしセラミックにするとなると、自前の歯を白くしてから色などを調整するのかな。
何にも考えていなかった…!

私:「ホワイトニングについては何も考えていなかったんですが、検討します。虫歯はたぶんないとは思うんですけど…」

虫歯の治療となると、保険の歯医者さんでやってもらいたい気持ちもまぁある。

で、レントゲンを取る。

先生が登場し、いーっとした歯の見た目と、診察台で歯の動揺などをチェックしてくれる。
ここの先生の印象はすごくいい。
なぜなら、歯医者さんでは、いつも「斜め後ろ」から声をかけられるんだけど、この先生は、話すときには必ずわたしの正面にわざわざ来てくれる。
しかも、話すときにマスクを外してくれる。
こんなことがこんなに印象がいいなんて…!

「斜め後ろ」から声をかけられるというのは、診察の都合上でもあるし、診察室の作りはたいてい前方にスペースがないから仕方がないと、これまで何とも思っていなかったけれど、正面から声をかけてくれるのは、相当嬉しいものなんだと気づいた。

先生:「セラミックで前歯は大分改善すると思うんですが、矯正などは考えていらっしゃらないですか?」

私:「そうですね…、矯正もずっと考えていたんですけど、歯周病の問題がずっとあって、何よりそれが一番の大きな問題で、そこまで(矯正)いきつかなくて。もし若かったら、一番に矯正を考えるんですけど。見ていただいて、もし矯正が可能なら、それも選択肢に入れます。」

先生:「今日は歯周病のチェックもさせてください。あと、歯の形については、今の出っ張り感をどれだけ下げられるか、あとで技工士さんを紹介しますから」

先生:「一番気になるのは上の前歯ですか?」

私:「はい。下も問題があるのは分かってるんですけど、一番は、口を閉じれないという機能的な問題なので、下の見た目はとりあえず置いておきます。」

先生:「自然な感じで、口を閉じてみてください」

口を閉じる。口を閉じようと思うと、前歯が唇にあたって閉じれない。

先生:「あごのところにうめぼしのようなシワができてますね。力を入れないと唇が閉じられないということなんです。前歯があたってしまって閉じにくいですよね。これは上の歯だけで改善できると思います。ただ、下の歯との噛み合わせもあるんで、上の歯だけでどこまで位置を変えられるか、技工士さんにも見てもらいましょう」

この歯科は、技工士さんがいる歯科だった。

衛生士さんに歯周ポケットのチェックをしてもらう。
2〜3mmのところがほとんどだったけど、4mmのところが数カ所、6mmのところが1カ所ある。
これでもわたしにしたら以前に比べれば大分改善してるんだけど(一時は全歯4mm以上、12mmのところも複数あった)、まだまだ頑張らなくてはならない。

少し待っていると、先生が技工士さんを連れてきた。

診察台で、技工士さんにも歯を見てもらう。

先生と技工士さんが歯を見ながら何やら話しをしている。
話の内容は専門的すぎて分からない。
でも、「どこまで改善するか?」「どうしたらいいか?」ということを話していたんだと思う。たぶん。

実際に歯を作ってくれる技工士さんが院内にいるというのも、なんだか心強い。

技工士さん:「上顎だけですか?」

先生:「一応上顎だけでどこまでやれるかな。」

私:「なるべく上だけで済ませたいかと…。あまり削りたくないので」

先生:「ではひとまず上の歯だけでセラミックにした場合の模型をつくってみましょうか。そのほか今日の検査を踏まえて何をするかは次回お話しますね。」

私:「もしも下の歯もやる場合って、いっぺんにやった方がいいんですか?たとえば、まず上をやって、1年後にやっぱり下もやりたい、とかいうことってできるんですかね。」

先生:「もちろんできますよ。ただ、その場合、上の歯に合わせて下の歯を作りますから、できることの幅は狭まりますね。噛み合わせがあるんで、下の歯並びが悪くて上の歯をだめにしちゃうこともある。そういったバランスは上下で考えた方がいいので、上下で考えた方が、ベストな状態にはもっていけます。
でも、上だけでもかなり改善すると思いますので、まずは上だけで考えてみていいと思いますよ」

私:「上の歯だと何本で改善できますか?」

先生:「ここからここまで(鏡を見ながら)の前歯4本ですね。犬歯はこのままだと位置を変えられない、下とのバランスで。犬歯をこれ以上下げると、下とぶつかっちゃうでしょ。」

鏡を見ながら確認すると、確かに犬歯は下の歯と現在でもぶつかりそう。

私:「なるほど。分かりました。
だから、全体のバランスで、もしも下もやるなら今検討に入れた方がいいということですね。下もやるなら何本ですか?」

先生:「犬歯までの6本です。そのうち1本は生えている向きが悪いので抜歯します。で3本ブリッジ。
ここまでやれば、前歯とのバランスもとれるし、噛み合わせや歯のあたりも向きも上の歯の裏側で調整できるので、歯も長持ちしますね」

私:「あ、それから、この上の歯4本は連結したものですか?それとも独立した歯にできますか?」
(前回の歯科で、6本連結と言われていたのでここが気になる)

先生:「1本1本独立した歯になります。そうしないと、1本だめになると全部やり直しになっちゃいますから。独立していれば、1本ずつやり直せればいいので。」

(上4本、下6本。しかも「抜歯」!なんだか治療範囲が広くなってしまった…。大丈夫なのかな…)

で、模型を取るための型取り。
ピンク色の粘土みたいなものを口にはめる。
これが辛い。
下の歯はまだいいけれど、上の歯が嘔吐反射でどうしてもいれられない。
少し態勢を起こしたら、なんとか我慢できるようになった。

型取り苦手…!

先生:「これができないと模型が作れないので、少し我慢してくださいね。本当に厳しいときは、静脈注射の麻酔をする方もいるんですけどね」

麻酔で眠っている間に型取り…?!

そういえば、ここは静脈麻酔で眠っている間に治療を行うこともできるんだった。

とりあえず型取り程度は我慢できるけど、何か痛い治療があるなら麻酔を選んでもいいかもな〜

先生:「では、次回またお話させていただきますね。けっこうおおがかりになるので、次回でも決まるかどうか分からないかな。」

私:「今話した以上におおがかりになる可能性があるんですか…?」

(今話だだけでも充分大掛かりなのに!)

先生:「いろんな選択肢があるんで。矯正とか奥歯とかインプラントとか…」

あぁ、考えることが多くなってしまった。

インプラントってのは、抜歯した歯のことなのか、それとも歯周ポケットが6mmの話なのか。
ともあれ、選択肢は多い方がいいし、知っておくだけでもいいか。

先生と私のスケジュールがなかなか合わず、次回の予約は2週間後。

ここでは、1回目のカウンセリングでは、治療内容も金額も全く分からない。
その日は、初診料8640円と、模型代8640円の17280円を支払う。

所要時間は全部で2時間くらい。
有料なだけあって、私の口の中もよく見えもらえてよかった。
次回が楽しみ…!

この審美歯科で感じた私が気に入ったポイント

  • 1本1本独立した歯でできる(たぶん)
  • 歯科技工士さんがいる
  • カウンセリングは有料だけど口の中をよく見てもらえた

この審美歯科で感じた私が不安に思うポイント

  • 初回にだいたいの金額も分からない。大掛かりな提案をされたらどうしよう…
  • 見積もりはこの時点では分からないけど、HPを見る限り割高感がある
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す