第二十四話:歯茎をペローンとする?再生療法

術後、「おつかれさまでした。これで終わりました。」と言われ、チェアーを戻され時計を見たそのとき、思わず2度見(3度見?)してしまった。

「あっというま」とはこのことなのか。

気づけば4時間が経過していた。

その4時間の間、私は、神経を研ぎすませようと(何が行われているか妄想したい)していたので、あまりに集中していて、ほんとに、「あっというま」という気分だった。

私は、気づけば汗だくだった。

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「欠歯生活」から学ぶ、より味わい深い人生

「だってばかみたいなんだよつくづく。
周囲の理解など得られないし、金は羽が生えたように飛んでいくし、欠歯がなくなったところで誰からもホメてもらえないどころか変化にも気づいてもらえない。」

これは、著書の北尾トロさんが、発売前に本の紹介のためにブログに書いていた一文だ。

私はこの一文を読んだときに、涙が出そうになるくらいにアツい思いがこみ上げてきた。

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第十九話:まさかの初めての虫歯治療

この日は歯周病の再生療法準備のはずだったのが…、唐突にまさかの展開となった。

まさかの、「はじめての虫歯治療」だった。

わたしはこれまで39年間、虫歯ができたことがなかった。

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第十八話:7時間かけて私たちが得たもの〜審美歯科医師としての取るべきポジョン

今日はいよいよ決断の日。
「お話」だけの日も4回目となり、もうこれ以上話しを引きのばすのは、先生に申し訳がない。
この話だけで、5時間半の枠を費やしている…
第十二話:2.5時間、第十四話:1.5時間、第十六話:1.5時間)

私は、前日に矯正の先生からセカンドオピニオンの結果をもらっており、心は決まりつつあった。

今日で「お話」は最後にしよう。
そう決めていた。

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